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ISBN978-4-907902-26-1
本が育むのは「生きる力」―― 子どもたちが心身ともに 大人になるための準備を始める大切な時期に、 本の世界に空想の羽根を広げ、 生きていくための心の栄養をたっぷり吸収してほしい。 わが子への読み聞かせから出発し、 幼児や小学生への読み聞かせを 続けてきた著者が、 自らの読書体験と、 6年にわたる小学校での 読書支援活動の軌跡を綴る。 「小学生への読書支援のあり方がとても大切であること、そして小学生のときに読…
ISBN978-4-907902-25-4
あの時代に、誰がこんな建築を? 巨匠コルビュジエの提唱を10年も遡る大正初期に誕生した 海の上のモダニズム建築の謎に迫る、もう一つの日本近代建築史。 日本最古の鉄筋コンクリートマンション「30号棟」を擁する 世界遺産〈軍艦島〉はなぜ生まれたのか? 近代三菱の鉱業・造船・土木・建築を リードしたエンジニアたちが、 台風・疫病・労働問題といった課題に直面しながら、 洋上の孤島を埋め尽くす高層建築群を 生み出して…
時代の熱が立ち上がる! 村上龍『69』から松本清張『点と線』、土門拳『筑豊のこどもたち』、 林芙美子『浮雲』、森鷗外『阿部一族』、夢野久作『ドグラ・マグラ』、 宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』、石牟礼道子『苦海浄土』、 遠藤周作『沈黙』、佐木隆三『復讐するは我にあり』、 内田春菊『ファザーファッカー』、一ノ瀬泰造『地雷を踏んだらサヨウナラ』、 梶原一騎『巨人の星』、長谷川町子『サザエさん』・・・。 明治からゼ…
1970(昭和45)年に誕生し、今年で50回目を迎える地方文学賞の最優秀作品集。 芥川賞とのW受賞を果たした目取真俊「水滴」(第27回)をはじめ、 帚木蓬生「頭蓋に立つ旗」(第5回)、村田喜代子「水中の声」(第7回)、 又吉栄喜「ジョージが射殺した猪」(第8回)、 大道珠貴「裸」(第27回)、小山内恵美子「おっぱい貝」(第42回)、 佐藤モニカ「カーディガン」(第45回/のち山之口貘賞ほか)など、計39篇を…
育児、家事、息子の死、夫の看取り、原因不明の不調……。目の回るような歳月を乗り越え八十歳を迎えたひとりの主婦が、畑仕事から食、半ば独学で修めた手描き染め、詩歌俳句に創作童話まで、四季折々の自然と共に新たな人生を送る日々を綴ったエッセイ&作品集。 【目次】 小さな畑のあるくらし 土が教えてくれたこと 野草を楽しむ 気楽に作り、楽しく食べる 八宝菜/白和え/酢人参/夏バテに山椒粉を 野菜…
〈対話〉と〈観察〉が 犯罪のメタファーを解く――。 社会を騒然とさせた平成・北部九州の 重大事件を手がけてきた専門医による精神鑑定集。 数ヶ月におよぶ被疑者との粘り強い「対話」と 詳細な観察記録の中から、 犯罪に至るまでの複雑な生い立ちや人間関係の破綻、 内面の葛藤を明らかにし、 現行の医療観察法や措置入院制度、 精神保健福祉法の問題点にも言及した労作。 精神医療・犯罪心理学のリアルなドキュメント! 【目次…
金も名声も求めず、がむしゃらに挑んだ アマチュアボクシングの日々。 逃げ出したいときもあった――。 ボクサーたちは今、会社員、経営者、ドクター、 アーティスト、あるいは指導者、プロボクサーとなって その後の人生をひたむきに歩み続ける。 拳を交えた強敵も、今はかけがえのない友となった。 * 1982年(昭和57年)から37年にわたって アマチュアボクシングの熱気と感動、 そして選手たちの人生そのもの…
第31回地方出版文化賞・功労賞『忘れられた人類学者』待望の続編 1935年から1年間、熊本の小村・須恵村に滞在し、 外国人として戦前唯一の日本農村研究書を著した アメリカの社会人類学者とその妻。 開戦前、いち早く象徴としての天皇に言及、 『菊と刀』に代表される“好戦的な日本人”論に異議を唱えつつ、 日系人強制収容所の待遇改善を訴え、 戦後はFBIによる監視下も傲慢な占領政策を戒め続けた 俊英の思想とその悲劇…