時代の熱が立ち上がる!
村上龍『69』から松本清張『点と線』、土門拳『筑豊のこどもたち』、
林芙美子『浮雲』、森鷗外『阿部一族』、夢野久作『ドグラ・マグラ』、
宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』、石牟礼道子『苦海浄土』、
遠藤周作『沈黙』、佐木隆三『復讐するは我にあり』、
内田春菊『ファザーファッカー』、
一ノ瀬泰造『地雷を踏んだらサヨウナラ』、
梶原一騎『巨人の星』、長谷川町子『サザエさん』・・・。
明治からゼロ年代まで、
九州・沖縄を代表する名作の舞台を、
地元新聞社が総力をあげて丹念に歩き、
ゆかりの人々に取材した
オールジャンルのブックガイド。
〈目次〉
1『69 sixty nine』村上 龍
2『点と線』松本清張
3『筑豊のこどもたち』土門 拳
4『浮雲』林 芙美子
5『大造じいさんとガン』椋 鳩十
6『沈黙』遠藤周作
7『まんだら屋の良太』畑中 純
8『ドグラ・マグラ』夢野久作
9『麑海魚譜』鹿児島県 編
10『苦海浄土』石牟礼道子
11『戒厳令の夜』五木寛之
12『草枕』夏目漱石
13『魚雷艇学生』島尾敏雄
14『忘れられた日本人』宮本常一
15『まぼろしの邪馬台国』宮崎康平
16『月白の道』丸山 豊
17『若山牧水歌集』若山牧水
18『恩讐の彼方に』菊池 寛
19『明日 一九四五年八月八日・長崎』井上光晴
20『幻化』梅崎春生
21『カクテル・パーティー』大城立裕
22『幸島のサル』三戸サツヱ
23『海神丸』野上弥生子
24『次郎物語』下村湖人
25『奇妙な国』島 比呂志
26『トーマの心臓』萩尾望都
27『砦に拠る』松下竜一
28『祭りの場』林 京子
29『福翁自伝』福沢諭吉
30『リツ子・その愛』 『リツ子・その死』檀 一雄
31『復讐するは我にあり』佐木隆三
32『無尽灯』岩切章太郎
33『富島松五郎傳』岩下俊作
34『後狩詞記』柳田国男
35『田中一村作品集』田中一村
36『諫早菖蒲日記』野呂邦暢
37『阿部一族』森 鷗外
38『思ひ出』北原白秋
39『杉田久女句集』杉田久女
40『海狼伝』白石一郎
41『君も僕も美しい』武者小路実篤
42『栗林慧全仕事』栗林 慧
43『志賀島』岡松和夫
44『西郷隆盛』海音寺潮五郎
45『旅愁』横光利一
46『花と龍』火野葦平
47『鯨神』宇能鴻一郎
48『廃市』福永武彦
49『王国と闇』山本作兵衛
50『山頭火日記』種田山頭火
51『長崎の鐘』永井 隆
52『三毛猫ホームズの無人島』赤川次郎
53『源おぢ』国木田独歩
54『五足の靴』与謝野鉄幹ほか
55『からゆきさん』森崎和江
56『はかた』那珂太郎
57『にあんちゃん』安本末子
58『海軍』岩田豊雄
59『追われゆく坑夫たち』上野英信
60『巨人の星』梶原一騎
61『羊歯行』石沢英太郎
62『行路難』郭 沫若
63『神聖喜劇』大西巨人
64『灰燼』徳冨蘆花
65『汀女句集』中村汀女
66『繭』林 房雄
67『落日燃ゆ』城山三郎
68『ファザーファッカー』内田春菊
69『異聞浪人記』滝口康彦
70『第一阿房列車』内田百閒
71『日向』中村地平
72『九州文学散歩』野田宇太郎
73『パンドラの鐘』野田秀樹
74『記憶の固執』山田かん
75『東の国から』ラフカディオ・ハーン
76『山河の賦』劉 寒吉
77『水俣 MINAMATA』ユージン・スミス/アイリーン・スミス
78『山之口貘詩集』山之口 貘
79『武王の門』北方謙三
80『三たびの海峡』帚木蓬生
81『博多っ子純情』長谷川法世
82『三十三年の夢』宮崎滔天
83『原点が存在する』谷川 雁
84『永遠の1/2』佐藤正午
85『地雷を踏んだらサヨウナラ』一ノ瀬泰造
86『蘇峰自伝』徳富蘇峰
87『九州文壇日記』原田種夫
88『少年の港』藤原新也
89『水滴』目取真 俊
90『童話術講話』久留島武彦
91『蒸発』夏樹静子
92『口伝 亜砒焼き谷』川原一之
93『銀河の雫』髙樹のぶ子
94『聖水』青来有一
95『銀河鉄道999』松本零士
96『青湖』安永蕗子
97『地底の宮殿』平野 遼
98『百年佳約』村田喜代子
99『白仏』辻 仁成
100『サザエさん』長谷川町子