「近年、里山を守る人びとが少なくなり、竹やぶなどになって荒廃してしまったため、里山に暮らす動物たちがエサ場を求めて畑を荒らしたり、生態系のバランスがくずれて特定の動物の数がふえたりして、人間たちと共存してきた動物が、いつしか「害獣」とよばれるようになってしまいました。 私たちの身近な里山は、今どうなっているのでしょうか?
里山では、ほんらい、どんな生き物が暮らし、どんな特徴があって、どんな問題がおこっているのでしょうか? 昔は「友だち」だったはずの里山の動物たちを描いてみることで、私たちの暮らしを見つめなおすきっかけになればと思い、考えついたのが、この『さとやま どうぶつ えかきうた』です」(本書あとがきより)
さとやまどうぶつえかきうた
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