一隅(いちぐう)を照らし続けて37年。 命を守るための熱い闘いの軌跡!
中村哲医師から支援母体であるNGO・ペシャワール会の広報誌を通じ、支援者に向けて送られた37年間の活動報告を集めた決定版。下巻は2002年から’19年までの報告を収録しています。ぜひ、ご購読ください。
「アフガニスタンで起きた出来事から今の世界を眺めるとき、世界は末期的状態にさしかかっているようにさえ見えます。無差別の暴力は過去の自分たちの姿です。敵は外にあるのではありません。私たちの中に潜む欲望や偏見、残虐性が束になるとき、正気を持つ個人が消え、主語のない狂気と臆病が力を振るうことを見てきました。このような状況だからこそ、人と人、人と自然の和解を訴え、私たちの事業も営々と続けられます」 (第132号「2016年度報告」より)